眼精疲労とストレスの関係性

仕事や日常生活が忙しいと眼精疲労を感じることがありますが、それは体が疲れているからではなくストレスが原因の場合もあるのです。

人には活発にさせる役割を持つ交感神経と、落ち着かせる役割を持つ副交感神経から成り立つ自律神経という神経があります。

ストレスによって自律神経が乱れると上手く体を休めることができなくなり、不眠や頭痛、眼精疲労などの症状が出てきます。

バランスが崩れて副交感神経が上手く働かなければ、常に体が興奮・緊張する状態が続く可能性があるのです。

目の場合、起きている間ずっと目の周りの筋肉が緊張状態となるため、筋肉に疲労が溜まって眼精疲労を感じるようになります。

眼精疲労は副交感神経を働かせてリラックスし、しっかりと睡眠をとって体を休めると症状が解消されるでしょう。

寝室は間接照明などで柔らかな光にして、BGMやアロマで落ち着ける空間を作るようにします。

寝る1時間から2時間前にリラックスのための時間を設けると、スムーズに睡眠へとつなげることが可能です。

また、森林浴には副交感神経の働きを高める効果があります。

週に1度でもいいので、午前中や夕方などに1時間ほど緑を感じられるような場所を散歩するのもおすすめです。

そのほか、マッサージが眼精疲労のケアに効果的と言われています。

眉の下のくぼんだ部分を親指で外側へ向けて10回、鼻の付け根を親指と人差し指で摘まむように上へ向けて4回優しく押してみましょう。

そして、両方のこめかみを人差し指で10回、下瞼から指一本分下の辺りを人差し指で10回優しく押します。